第一回勉強会を終えて   5月19日報告

勉強会のご報告が遅くなりました。

第一回勉強会には、79名の方と37名の子どもたちと赤ちゃんが参加してくれました。

子どもたちの遊び場として「保育ルーム」を別室に設け、

ご両親の方々には集中して参加していただきました。

一部から三部までの長い時間、とても熱心にご参加いただいたことに感謝申し上げます。

 

子どもや家族の健康を考え、情報に気を配り毎日を過ごしている若いお母さん・・・

お孫さんのことを心配されているおじいちゃん・おばあちゃん・・・

原発の危険性、脱原発こそ行動すべきことだと話してくれたお母さん・・・

大人としてやるべきことを考えるべきだと言うお父さん・・・

それぞれの方がそれぞれの考えで参加されていらっしゃいました。

息苦しい日々の不安、子どもたちの未来を心配される親御さんの姿がありました。

 

私たちが驚いたこと、それは参加された多くの方々が話されていた周囲との温度差です。

ご近所や保育園・幼稚園・小学校といった日常の生活の場で、

放射能の怖さを普通に話すことがしにくい現実があるということ。

その思いを泣きながら話してくれたお母さんの姿が強く印象に残っています。

 

市民ひとり一人がつながり、子どもたちの未来を考えていく。

自分たちが暮らす町、子どもたちが生きていく地域を、自分たちで守っていく。

つながり行動することで、自冶体に対しての意見を伝えていく。

沢山の声を頂戴し、教えていただきました。

ありがとうございました。

第一部:まず、原発について知ろう!

映像上映 / 小出裕章さん講演会

3月末頃のページビューは、確か20.000アクセスでした。

勉強会当日は420.000でした。

今日現在で500.000をこえています。

ご覧になられていない方は見てください。

 

5月23日(月)参議院・行政監視委員会にて、「原発事故と行政監視システムの在り方」

をテーマに参考人質疑が行われることが決まりました。
小出裕章さん、後藤政志さん(元東芝、原子炉格納容器設計者)、

石橋克彦さん(神戸大学・地震学・原発震災)、孫正義さん(東日本ソーラーベルト構想)

らが出られるようです。

いよいよです!

日本政府がようやく小出先生や脱原発の専門家の声を公の場で聞きます。

国民の声を無視出来なくなった(それだけ危機的な状況に入った)ようですね。


参議院インターネット審議中継
http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php

第二部:原発事故と東京での子育て  5月25日報告

子どもへの影響を学ぶ / 黒部信一さんのお話

総合小児科医でありチェルノブイリ子ども基金の医療顧問である黒部先生の講演です。

外部被ばくより10倍も影響が強い(小出先生)と言われる内部被ばく。

発達途中にある子どもたちは、大人より放射線感受性が高いとされています。

黒部先生の講義内容を、当日の資料から報告いたします。

 

[原発事故と子ども]

 

放射線の危険とは何か。

低線量の放射線被曝の影響は ―放射線の危険性―

 

1)被曝した本人への影響 ―身体的影響―

 

 はっきり判っていることは、1ミリシーベルト/時 の被曝で、1本の放射線が体内のすべての細胞を通過し、通過する際に細胞内のDNAの塩基対(塩基とは、単位分子A(アデニン)、G(グアニン)、T(チミン)、C(シトシン)で、水素、酸素、窒素、炭素よりなる。ATとGCが対になっている。)を切断する。何か所かは判らない。その結果、突然変異を起こす。DNAは体細胞では、1細胞中に60億塩基対、生殖細胞(卵子、精子)には30億塩基対があり、3塩基対が20種のアミノ酸と終止暗号を指定する。ヒトの体には60兆個の細胞がある。終止暗号がなく、限りなく細胞分裂を繰り返していくのが、がんであるようだ(確認されていないが)。だが、がん以外にも、塩基対の切断によって、さまざまな病気が発生する。詳細は判っていないが、「現実にチェルノブイリで被曝した子どもたちは、いろいろな症状を訴え、脳神経系、免疫系、内分泌(ホルモン)系、筋骨格系などいろいろな病気になっている。」それを数値化できないので、発がん率で代表させている。このことは、今までは、「発がん性(白血病、がん)とがんによる寿命短縮、老化現象の促進」と言われていたが、チェルノブイリ事故後の健康調査などや現場の医師たちの間での話から判ってきていることである。これらは、微量でも蓄積されて、確率的に出る。(私の病原環境論または適応説では、その確率に個人差がある。)

 細胞分裂で新陳代謝を行ない、また傷害部位の修復を行なっているが、細胞分裂のたびに、10億塩基対に1回くらいの間違い、つまり体細胞では6か所くらいの間違い(突然変異)が生じる。紫外線、放射線、化学物質などの影響を受けて突然変異を生じ蓄積していく。しかし、監視機構が働いていて、欠陥細胞を破壊する。このシステムが免疫系にある。この監視機構が働かないか、突破された時に病気になる。その原因に環境因子が働いていると考えられる。(「遺伝学」第8版)体細胞の突然変異は遺伝しない。

 

2)被曝した人の子孫への影響 ―遺伝的影響―

 

遺伝子の突然変異で、微量でも蓄積されて、確率的に出るのは、体細胞と同じ。生殖細胞1個に起きる塩基の置換(複製の際の間違いなどによる)は600万か所にのぼり、子孫に伝えられる。だから生殖細胞における3か所くらいの間違いは、自然の間違いの中に埋もれてしまう。ヒトの卵母細胞は出生時200万個、45歳で3万4千個で、毎月成熟して卵子となり排卵する。精子は1回の射精で5億個あり、その半数は欠陥をもつが、なんらかの監視機構が働いて、欠陥のない1個の精子が受精する。普通は正常の精子が受精するが、監視機構がうまく働かず、欠陥のある精子が受精すると流死産することが多い。卵子にも監視機構が働いている。そして間違って生まれても新生児期、乳児期に死亡する。監視機構はまだ判っていないが、その存在が推定され、その働きがうまくいかないのは環境因子によると考えられる(「遺伝学」第8版)。

 遺伝子は環境条件に左右される。ある種の環境でなら、ある形で発現する。遺伝子は、特定性(発達や環境に左右されない)と可塑性(環境の変化に適切に対応する能力)をもつ。遺伝子と環境は相互に影響し合う。

 

3)胎児への影響 ―先天的影響―

 

 小頭症、知恵遅れ、発がん性(乳幼児期)、染色体異常などが今まで知られてきた。しかし、近年の研究ではもっとあると考えられるが、私はまだ入手していない。どんな小さな被曝でも、正常な知能の発達が妨げられると考える。特に妊娠18週までが被曝線量に相関する。

 

(2)放射線の発がん性

 放射線被曝の影響の基礎データは、広島、長崎の原爆被爆者の調査が主であるが、医療被曝による影響の調査や、スリーマイル島原発事故後の調査、イギリスのセラフィールドとドーンレイでの原発周辺の調査、ウラルの事故や、チェルノブイリ事故後の調査も加えられていると思うが、私は個人的には入手できていない。特にウラルやチェルノブイリは、当初隠され、チェルノブイリは、ウクライナ政府により調査され、公表されているが、正確な情報と調査が少ない。

 1)放射線などの発がん物質は、新種のがんを生じさせるのではなく、既存のがんの「数」を増加させる。その増加する率が、どんな低い線量に対しても直線関係で正比例する。だから、すべての種類のがんは、放射線によって確実に増加する。

 2)放射線による発がん性は臓器による差はなく、自然発生のがんに比例して増加する。だからがんが多い臓器に多く、少ない臓器に少ない。がん死亡率の増加する割合(率)はすべての種類の自然のがんの率と同じである。

 3)同じ線量では、成人より子どもの方が、がん死亡率が高い。被曝した時の年齢が1年違えば、同じ線量では若い人の方が、発がん率が高くなる。特に20歳以下であったかどうかが大きな決め手になる。被曝年齢が56歳以上は、放射線によるがん誘発の感受性が極めて小さくなる。

 4)女性より男性の方が、発がん率が高い。これは自然発生のがんに比例する為である。

 5)累積線量―放射線の発がん率は累積する。但し、線量を累積するのではなく、被曝した各年齢での、被曝による発がん率を計算して、発がん率を累積していく。

 6)女性は乳がんになる確率が重視され、それは近年乳がんが増加していることと、被曝線量と乳がん発生の定量的データがある。また子どもの時の被曝による乳がんは、他のがんが誘発される以前に出現し始める。

 7)甲状腺は、がんおよび良性腫瘍が放射線によって誘発され、良性腫瘍はもちろん甲状腺がんも死亡率が低い(チェルノブイリは除き)のが特徴で、腫瘍発生率とがん死亡率の差が大きく、他のがんと違う。特に10歳以下は甲状腺がんと甲状腺腫の増加が大きい。

 チェルノブイリでは、発見の遅れから、見つかる甲状腺がんの子どもの四分の一は、既に転移があるという(広河)。転医があれば死亡率は高くなる。

 8)潜伏期――白血病は被曝後3年で現れ始める。他の固形がんは被曝後10年を経て、自然発生以上に現れ始め、その後しだいに増加し、被曝後40年後が最大で、以後減少していく。乳幼児期の白血病とがんの発生は3年以内から始まる。

 胎児が被曝した場合は、被曝後1年以内に、白血病を始め、がんが現れる。また被曝で、他の発がん物質と同様に、先天的異常も発生する。胎児の場合、10~20ミリシーベルトの被曝でも、乳幼児期の白血病、がんの発生率を50~100%増加させる。

 白血病は、20歳以上は年齢依存性はなく、高齢になっても発病する。

 

◎藤岡独協医大放射線科名誉教授は、1ミリシーベルトで、1万人に発がんは6.5人で、致死がんの確率が5人だという。ICRPは1万人に0.5~1人という。

◎一般人の年間被曝限度(ICRP)1ミリシーベルト(全身)と設定されている。これは自然の放射線被曝を除いた、言わば過剰の放射線の被曝線量の限度である。

医療被曝では、検査部分だけだが、頭部CT1回 2.0ミリシーベルト、腹部CT10.0ミリシーベルト、胸部X線集団検診 0.05ミリシーベルト。日本人の自然からの年間放射線量は、平均で1.48ミリシーベルト(全身)花崗岩がある地域が高く、長野県が高い。    

◎被曝線量の計算:毎日、新聞に掲載され、都道府県ごとに最大値を示している。

東京は、5月1日0.067、2日0.067(いずれもマイクロシーベルト毎時)これを24時間にすると(×24)、両日とも1.608マイクロシーベルトとなり、これを1年間受け続けるとすると(×365)、0.587ミリシーベルトです。

内部被曝の量は判らない。原子力資料情報室は、「おおまかに2倍とする。」と言う。そして乳幼児や子どもを、さらに2倍にして考えると言う。そして「被曝は極力避ける方が望ましいが、少しの被曝で大慌てする必要もない。被曝を低く抑えるには、①離れる、②時間を短くする、③身につかない(吸入しない)ようにする。屋内は、二分の一から、三分の一に減る。」と言う。

 

免疫の仕組み

 

 発がん物質は、体内の細胞のDNAの塩基対を切り、その修復の間違いからがんなどが発生します。正しく修復されれば問題ありません。でも修復の間違いは、日常的に起きるので、それを見つけてその細胞を破壊するシステムが免疫です。主にリンパ組織、リンパ球がその働きを担います。遺伝子にも、がん抑制遺伝子と、がんを促進する遺伝子があります。促進遺伝子は体の細胞を増やして、傷を治す働きをもち、それが止まらなくなるとがんになります。近年、精神神経免疫内分泌学が登場し、精神と体が連動していることを証明して来ました。精神心理的要因もがんの発病に関係します。がんになりやすいがん性格という本も出ています。ストレスにじっと耐えて我慢している性格の人になりやすいと言います。くよくよせず、明るく楽しく人生を過ごしましょう。

 

Q&A

 

Q1.内部被曝について、・・・少しでもリスクをさける家庭での過ごし方

A1.内部被曝での問題で、放射性ヨード131については、胎児と乳児を除けば、日本人は、ヨードの食事での摂取量が多く、あわててヨード剤を飲むことはありません。ヨード剤も副作用があります。海産物(海藻は昆布、ひじき、わかめ、魚は魚油、甲殻類、さけ、かつお、かれい、たら、すずき、かき、マグロの順)を積極的に食べる程度でしょう。セシウムの摂取の対策はありませんから、放射線濃度の高い食品を食べないことしかありません。胎児と乳児は、成長が活発で、成長するのに、甲状腺ホルモンが必要で、それを作るヨードの必要量が非常に多いから問題になるのです。対策は避難で、ヨード剤は問題があり、薦められません。

Q2.雨の日のすごし方について

A2.現在は空気中の放射能の濃度が低いから、まだ何も問題にならないが、空気中の放射線量が上昇し始めたらすることは、(毎日、新聞で発表されています。)

 雨にぬれないように、完全防備すること。傘とレインコート、長い雨靴を使用し、着ている服やズボンはぬれないようにすること。雨にぬれたものは袋に入れ、室内に入れないこと。今後繰り返し雨が降ることが予想されるから、捨てないで同じものを使っても短時間使用なら問題にならない。特に雨の降り始めに、多く放射能が含まれているから、降り始めに外へ出ることをさけること。

Q3.生活、年齢、身長別でのリスクについて

A3.急速に成長する胎児と乳児に影響が強く、年齢が高くなるにつれて低くなり、20歳過ぎるとガクンと減ります。図1.を参照。40歳過ぎたら、それ程神経質にならず、55歳過ぎたら低線量被曝は、気にしなくてよいです。それまでの自然被曝やダイオキシンなどの発がん物質による発がんに、発がん率が上乗せされなくなります。過剰率 図3.

Q4.生体濃縮について

A4.昔、核実験が続いた時に、大気圏の空気の流れで運ばれて、雨で落ち、それを苔が吸収し、濃縮。それを食べたトナカイが濃縮。そのトナカイを食料にしているアラスカやカナダのイヌイット(エスキモー)たちに、低線量ではあるが被曝したことがある。自然界では、生体を通過するごとに濃縮されていくのは普通である。植物は、雨や土中の水を吸って成長しますから、大気からの汚染は、流せても、吸い込んだ水からの汚染はとれません。それを食べた動物で濃縮されます。汚染された牛乳や牛肉、豚肉、鶏肉を食べても、人の体内に入ります。魚も、汚染されます。食物も放射線濃度を測定して、食べるべきです。でも、PCB、アスベスト、ダイオキシン汚染でも、同じ仕組みなのです。測定して放射線量の低い物を食べればよいのですが、すべての食物を検査することはできないので、いろいろ散らして食べ、特定の物を食べ続けないことです。

Q5.マスクは有効なのでしょうか?

A5.花粉症用の花粉を通さないマスクは、多少は減らす効果はあるという程度です。

Q6.ニュースを聞くときのポイントは、・・・。ちっ素注入、ほう酸注入、

  爆発したら、どう逃げればいいのでしょうか。

A6.ちっ素注入も、ほう酸注入も爆発を防げるかは判りません。経験がないからです。チェルノブイリのように石棺にして封じ込めるしかないと思います。私は放射線物理学者ではないので、答えられません。爆発したらどう逃げるかは、風上の遠距離へ、100km離れたら、高濃度の汚染は避けられる確率が高いとしか言えません。放射線量は、距離の二乗に比例して減少すると言います。この質問は、原子力資料情報室にしたらよいのではないでしょうか。藤林元東芝原子炉設計部長が言うには、「安全と安心は違います。安心できない時は、自分の心のままに従って下さい。」でした。 

 

小児科医 黒部信一

原発事故と子ども
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原発事故と子ども
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子どもへの影響を学ぶ / 黒部先生のQ&A

参加者の方から事前に伺った質問を中心にお答えいただきました。

 

Q1.東京はすでに高い数値で被ばくしているという情報がありますが、その場合、子どもの影響を抑える為に、これから注意すべきこと(出来ること)は何ですか?

A1.まず第一は、放射線に神経質にならないことです。病院で、胸部X線、CTなどの検査をしたことはありませんか。皆今検出されている放射線より高濃度の放射線を局所にあびているのです。それに疑問を持ったことはありませんか。

既に被ばくしている場合には、免疫の働きを活性化するしかありません。子ども特に年齢が3歳以下の場合、潜伏期間が短いのですが、その間免疫の仕組みが働いて、発病を抑えることができます。そのためには、子どもをのびのび育て、決して叱らず、ほめて育てることです。ちょうど孫悟空が、自由自在に好きなように飛び回っても、お釈迦様の手の中から出られなかったように、叱らず、その為には悪いことをしたり、しようとした時に、他の子どもが喜びそうなことに関心をすり替えることです。親が不安になったら、子どもは親の拡声器で、子どもはもっと不安になりますから、親の不安を解消すること。

 その為には、充分な知識を持つこと。福島からすぐ逃げ出したのは、中途半端な知識をもつ医師などの医療関係者や物理学の知識をもつ人、そしてインテリでした。スリーマイル島原発事故の時もそうだったと関係者から聞いています。正確な知識を持ち、よい判断をすることです。私は、原子力学者でも、放射線科医でもありません。一介の小児科医ですが、独学と友人の放射線科医や新生児科医からのアドバイスを受けています。

 一般的に、どこへ逃げたら良いかと問われたら、国外しかないでしょう。チェルノブイリ事故で600km離れた所でも被ばく地帯があります。風向きなどで、変わります。でもほとんどの欧米諸国、先進国には、原発があります。

 被ばく軽減の原則は、資料に載せました。私たちは、放射線の満ちあふれた宇宙の中で、大気圏によって放射線の軽減した地球に住んでいるのですから、決して日常的に放射線と無縁ではありません。宇宙に近い航空機内や高山、花崗岩などや、ウランなどの鉱山では、放射線量は高いのです。慌てず、高濃度汚染を避けるしかないのです。東京の汚染でも一時的に多く、これは中国の核実験の時にどうだったかということを考えれば、その時も一時的に汚染されたはずです。黄砂で汚染される国ですから。

 

Q2.第二子を考えているのですが、胎児の被ばく感受性が最も高いと聞き悩んでいます。胎児の被ばくによる影響はどのようなものですか?また妊娠中に気をつけなければならないことも教えて下さい。

A2.あと半年、待ってはいかがでしょうか。その間に、今の福島第一原発の行く末が出ます。それからでも遅くはないのでは。現状維持か、悪化するかのどちらかです。もしするなら、妊娠前にヨードの多い海産物(昆布、わかめ、ひじき、甲殻類、魚類特にさけ、かれい、カツオ、たら、すずき、まぐろなど)を毎食一品食べればよいでしょう。日本人は、一般にヨードが多く、甲状腺の検査で放射性ヨードを使うのですが、必ずヨード制限食を指示されます。そうしないと、検査ができないからです。そのくらい、ヨードを摂っているのです。セシウムは、多くは(8割程度)体外に排泄されてしまいます。ヨードはホルモンにならなければ、体外に排泄されてしまいます。

 なぜ胎児と乳児が、問題になるかと言うと、胎児は、卵子と精子が受精してから、生物の進化の歴史をたどり、人間になると言われています。そして、生まれて目が見えているかどうか判らない状態から、歩き、話ができるようになるのが乳児期です。1歳頃を過ぎると、それ程大きな変化はなくなります。つまり、胎児と乳児は、成長ホルモンや甲状腺ホルモンなど多くのホルモンを必要とするのです。だから、一番、放射性ヨードによる需要量が非常に多く、それで不足がちになり、汚染が問題になるのです。2歳過ぎたら問題にならないくらいに、需要は低くなります。

 

Q3.プルトニウムが海外(グアム、ハワイ、西海岸)ですでに検出されているという情報があります。その場合、どんなことに注意していたらいいですか?

A3.この質問は、私の守備範囲外です。原子力資料情報室に聞いて下さい。

一般的な原則、離れる、時間を短くする、身につかない(吸入しない)、しかないでしょう。日本だけでなく、チエルノブイリもスリーマイル島も、原水爆実験もみな同じ、地球規模の物です。

 

Q4.先週以来、子ども(6歳、2歳)が頻繁に鼻血を出しています。原因が不明です。中略。放射能と関係があるのでしょうか。

A4.関係はありません。

子どもの鼻血はよくあることで、「原因が不明です」というのは、子ども専門の耳鼻科医に聞いたのでしようか。一般の耳鼻科医は子どものことを知りませんし、小児科医(多くは小児内科医)で、子どもの耳のことを知りません。私は、総合小児科医が専門ですから、子どもの耳、鼻、のど、皮膚、泌尿器、婦人科などの簡単な知識を浅く広く知っています。子どもの鼻血の原因は、第一に炎症で、特に細菌性、次いでアレルギー性、そしてウイルス性、それから傷の順です。多くは、両親のどちらかに子ども時代に鼻血を良く出していた人が多く、なくてもよいのですが、ある時何かがきっかけで鼻血を出すと、それからちょっとしたことで、繰り返し鼻血を出します。でもすぐ止まることが多く、止まらない時は、鼻血の出ている方の鼻を下から斜め上に押さえて、5分間時計を見て押さえ続けます。これで99%は止まります。止まらない時は、すぐ耳鼻科にかかって下さい。どんなに遠くても。これは、放射線に関係ないので、この程度にします。思春期になると少なくなり、大人になると滅多に出なくなります。かかった医者が知らないだけです。私は、国立小児病院(現国立成育医療センター)初代耳鼻科医長古賀先生から教わりました。多くの子どもたちを見ていても、また私の長男もそうでした。

 

Q5.放射能の影響からの症状で「最初に下痢が出る」と聞きますが、身体に現れる症状は何ですか? またそうした兆候について、どんなことに注意していたらいいですか?

A5.関係はありません。兆候も急性障害以外はすぐには出ません。

私は、100ミリシーベルト以下の低線量放射線障害が専門で、急性障害は放医研に聞いて下さい。低線量被ばくは、急性症状は出ません。晩発障害だけです。症状はすぐには出ません。出ても放射線特有の症状はありません。PCB、ダイオキシンなどと同じです。「下痢が出る」などはでたらめです。デマです。それで私は、正確な知識を知って貰いたいために、講演やブログに書いているのです。私の子どもの病気に対する考え方も同じで、医師が読んでも参考になるような専門医学書からの話を判りやすく書いた紙を渡しています。

 

Q6.今まで農地だった場所の土壌汚染をすすませないための対策はなされているのか? 作業員の人の健康管理はどのように、なされているのか。

A6.土壌汚染対策はできないのが実情です。作業員の人の健康管理は、ずさんで、きちんとされていないと考えるのが普通です。

土壌汚染は、初期には3~4cm、チエルノブイリで10cm、長く続くと4~50cmが汚染されます。それだけの土壌をどこへ捨てるのですか。誰が運ぶのですか。運びきれるのですか。今でも、ベラルーシやウクライナでは、運び続けています。捨てる場所は高濃度汚染地域で、運ぶ車両も汚染がひどくなるとそこへ捨てられます。チェルノブイリ事故で最初にやったことは、学校、病院、公共施設、道路などの限られた場所で、山野や農地はしていません。広すぎて運びきれないからです。土壌汚染を防ぐことは、ほぼ不可能と考えてよいと思います。ハウスなどは、その中の土壌の汚染は防げますが、周囲の土地の汚染は防げませんから、長い時間が経てば、いずれ汚染されるでしょう。原発を無くすこと、当面停止させることが第一です。

 作業員の人は、多くの今までの原発作業員の白血病死の訴訟や、置かれている状況の本が出されています。今までの建設、維持、多くの大事故に到らなかった事故の陰に、高賃金ですが無保証で、使い捨ての労働者の人たちがいるのです。ようやく今彼らが、光をあびることができたのは、不幸中の幸いとしか言いようがありません。東海原発の事故がその象徴です。私は30年以上前から知っていて、でも一人で運動を起こせず、医療被曝の問題から入りました。これなら人々の関心を引き付けられると思いましたが、子どものX線撮影廃止で終わりました。現状は、ずさんで健康管理などと言えるものではありません。でも今やっているのは、それを知っていながら、「自分たちがやらなければ」という思いの下請け、孫請けの作業員たちだと思います。もう日雇いの労働者は集められません。被害を隠せなくなったからです。その人たちの犠牲の上に、私たちは頼っているのです。

 

Q7.被曝量の計算式等、見かけるようになりましたが、数値をみてはおそろしくなります。実際には、子どもたちはどのくらいの周期で被ばく量をはかる検査をうけるのがのぞましいのでしょうか?

A7.被ばく量の検査は、普通ではできません。作業員は、ボディカウンターで裸になって測定します。測定するのは、皮膚線量です。一般には空気中の線量をもって、皮膚線量としています。累積線量は、それに時間をかけて計算するしかありません。

私は、それより医療被曝を避けるべきと考えます。子どものX線撮影をなくし、次は胃の造影でしたが、今は内視鏡になり、次は歯のパノラマ撮影です。そして、近年問題になっているのは、CT検査です。脳卒中などの病気の場合は、仕方ありませんが、こどもが頭を打ったからと安易にX線撮影や頭部CTを撮るのは問題出すし、脳ドックなどは論外です。日本人のがんの何割かはCTだとの論文も出ています。日本は、世界最高の医療被曝国で、世界平均の4倍の医療被曝を受けています。安易に子どものレントゲンを撮ってはいけません。熱と咳だけで、呼吸困難の無い肺炎などはX線撮影の対象になりません。治療方針が変わらないからです。子どもの被ばく検査は、その時点の被ばく線量しか判りませんから、もし必要なら、いつどの検査を受けたかと言う記録を取ることです。発がん率は、その年齢での被曝による発がん率を計算し、それを累積して計算するのです。1年違えば発がん率も違います。被ばく量は、現在の時点での被ばく量であって、累積ではありません。私は、被曝量の検査など考えたことがありませんでした。また、ゴフマン博士によれば、レントゲンの機械によって、出る放射線量も大きく違うようです。日本では、それを調べたデータはせいぜい大学病院クラスの病院しかなく、一般の医院、診療所、病院の調査はありません。絶対的に必要な場合以外は、健診も含めてX線は若い時はとらない方が良いです。55歳過ぎたら20年後のがんの発病率を考えても仕方がないでしょう。

 

Q8.健康診断の中に盛り込んでもらえないものかと、希望しています。検査方法は簡単なのでしょうか。

A8.健康診断で、個人の累積被ばく線量を調べることはできません。低線量被ばくの累積線量は、フィルムバッチで、常時胸につけていて、1カ月ごとに測定する方法は、放射線業務従事者(医師、放射線技師なども)今でもしています。それ以外は、累積線量は測定できません。その場での被ばく線量は、前述した通りです。

現在発売中の月刊宝島に載っているように、現在の健診でも、被曝を受けて発がん率が高くなるのです。しかも、それは残念ながら検査できないのです。あくまで、累積の発病率ですから、X線撮影ノートでも作って計算するしかないのです。しかし、それは確率で、確率を低くする方法は、免疫力を高めることですが、私の方法と他の医師のいう方法は違います。それは私の病原環境論または適応説が、世界的にも一部にしか認知されていないからです。

 

Q9.砂遊びをさせて大丈夫でしょうか。雨が降ったら放射能は地面に吸収されるのでしょうか?

A9.正確に言えば、その砂場の放射線量を測らなければ、大丈夫とは言えません。現状程度の被ばくでは、過去にもあったことで、東京では問題なさそうです。でも今までの、ソ連、アメリカ、中国の核実験の時に、そんなことを考えていましたか。スリーマイル島事故やチェルノブイリ事故での影響を考えていたでしょうか。前述のように、土壌も汚染されます。今までも、微量の汚染は繰り返されていたのです。しかし、自分の国、身近な所でなかったので、関心がなかったから平気だったのです。心配なら測定するしかありませんが、測定器は手に入りません。ネットオークションで何十万という値がついているそうです。

 

Q10.水道水、牛乳は子どもに飲ませて大丈夫でしょうか。

A10.現状では、安全とは言えません。しかし、微量の放射線を含んだ水の害も判っていません。

水道水の放射線濃度の基準値は、まちまちでその根拠は無いと言ってもいいのです。一応3月17日までの日本の水道水の基準値は、放射性ヨウ素131は10ベクレル/Lで、放射性セシウム137も10ベクレル/L(日本水道協会)でしたが、3月17日以降暫定基準値が、放射性ヨウ素131は300ベクレル/Lで、放射性セシウム137も200ベクレル/Lと変更され、批判が出て、乳児用は100ベクレル/Lに下げられました。WHOの基準は、放射性ヨウ素131は10ベクレル/Lです。しかし、別の情報(菜食文化研究会)では、WHO基準は1ベクレル/L、ドイツガス水道協会は0.5ベクレル/L、アメリカの法令基準は0.111ベクレル/Lと言います。このことは、どこも明らかなデータによる根拠を持っていないことを示しています。牛乳の暫定基準値は、3月17日以降放射性ヨウ素131は300ベクレル/kgで、放射性セシウム137も200ベクレル/kgです。

しかし、できるだけ自然の放射線被ばくに上乗せしない方がよいので、低い方がよいのです。低線量被ばくの場合は、急性の症状は出ません。将来にわたっての障害がいつ出るかは判りません。ですから、できるだけ汚染された水道水も、牛乳も飲まないにこしたことはないのです。特に問題になるのは、妊婦(胎児)と乳児で、今の東京の水道水は、1歳以上なら心配するほどのものではありませんが、将来どうなるかはデータはありません。牛乳は汚染されていれば、飲ませないことです。そもそも牛乳は牛の赤ちゃんの飲み物で、それを横取りしているだけで、人間に必須の食品ではありません。元々、哺乳類は幼児期になると母乳が飲めなくなるのですが、人間とその周囲の動物には飲めるものがいるのです。でも人間でも、牛乳が飲めない人はいます。それは農耕民族に多く、牧畜民族に少ないことは判っています。心配なら、飲む必要はありません。もちろん全く放射線が検出されないなら、飲んでも大丈夫です。しかし、それを検査することは、どこでしているかというと判りません。

 

Q11.鳥(鶏?)肉豚肉は食べさせて大丈夫でしょうか。

A11, 放射線に汚染されていないなら、大丈夫です。肉魚の3月17日以降暫定基準値が、放射性セシウム137が500ベクレル/kgです。

 今とこで検査しているかは判りません。

 

Q12.放射能物質はある程度蓄積されると何らかの形で症状がでるのですか?

A12.通常は放射能線は蓄積されません。放射能自身はあびても通過するだけで蓄積されません。外部被曝は、発がん率で代表されるいろいろな障害が、確率を累積して出て来ます。内部被ばくは、体内に放射能を発する放射性物質が入り、体内から放射線を出し続けていますから、その確率が累積されます。内部被ばくは飲食続ければ、蓄積されます。一番多い放射性ヨード131は、半減期が8日ですから、1カ月で16分の1、2ヵ月で256分の1に減衰します。放射性セシウムは、半減期は30年ですからほぼ一生続くと考えてよいです。

 

Q13.ヨウ素剤の効果について教えて下さい。

A13.妊婦(胎児)、乳児はヨウ素の需要が高く、放射性ヨードを吸収しやすいのですが、ヨウ素剤も安全とは言えませんから、妊婦や乳児は避難することが第一です。2歳過ぎるとヨードの需要は極端に減少し、日本人の食事ではヨード欠乏になることがなく、通常はヨウ素剤の必要はありません。ヨードは、海産物に多く含まれていて、特に多いのは海草(昆布、わかめ、ひじき)、ついで甲殻類、魚(さけ、かれい、たら、かつお、まぐろの順)です。良く食べているものです。心配なら一品食事に加えることで充分です。むしろ、甲状腺の病気で、放射性ヨードを使うシンチグラムの検査では、事前にヨード除去食を指示されるくらいです。

 

 

Q14.免疫力をつける生活とは具体的にどのようなことですか。

A14.くよくよせず、楽しい人生を送ることです。がまんしてもいけません。どうしてもしょうがない時は、「仕方がない、そういうものだ。」とか「まあいいか、仕方ないな。」と、いつまでもこだわらず、楽しみを見つけることです。いつも元気で楽しくしていれば、免疫は活性化します。ですから、子どもを叱ってはいけません。ほめて育てることです。ストレスは、免疫を低下させます。過労も免疫を低下させます。

 

Q15.他の保育所でマスク着用と聞くと心が揺れます。が、子どもから自由な遊びを奪うことも気が引けるし・・・親として正しい対応の仕方を模索してしまいます。

A15.マスクも防護服も放射線は通過します。マスクは放射線をもったほこりを吸い込まない程度です。それより、子どもに神経質にさせる方が問題で、むしろマイナス効果の方が強いのではないでしょうか。親が神経質になると、子どもも神経質になります。元々日本人は、ゲノムに神経質になりやすい回路を93%の人が持っています。白人は67%だと言います。そこへ神経質に振る舞えばますます神経質になります。子どもをのびのびさせて下さい。のびのびしている子は病気が少ないです。それは免疫の仕組みが働くからで、病気になっても軽く済みます。

黒部先生のQ&A
Q&Aのpdfファイルです。
黒部先生 Q&A 回答 5.06.pdf
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第三部:わたしたちにできること

わたしたち市民がどうしたら子どもたちをまもっていけるのか?

府中市に対して、市民の声をどう伝えていくのか?

という行政への要望について、参加者の皆様とディスカッションを行いました。

 

[行政への要望についての検討事項]

 

一.府中市内での放射性物質の測定を市内すべての保育所・幼稚園・

  小・中・高等学校・養護施設で行ってください。

二.測定場所は府中市独自のモニタリングポストとし、

  その情報を正確に開示・公表してください。

三.放射線物質の測定については、以下の検査を希望します。

  ■施設内の野外(校庭、園庭など)の大気測定。

  ■校庭、園庭、砂場などの土壌(地表)測定。

  ■施設内での蛇口による水道水の測定。

  ■施設内での食事(給食など)に使用される農産物(府中地場、その

  他)及び農産物を使用した食材(加工食品含む)、牛乳(乳製品含

  む)、肉類(加工食品含む)、海産物(加工食品含む)の測定。

四.検査については1日1回の測定を希望します。

五. 検査により汚染値が危険だと判断される場合、

  屋外活動の停止、疑わしき食材の使用停止、お弁当の持参、休校など、

  必要と思われる適切な処置を速やかに行ってください。

六.市の定期検診で、乳幼児及び小・中・高等学校生徒について、

  被爆の影響による健康診断を目的とした定期健診を行ってください。

七.検査については1年2回の健診を希望します。

八.検査費用については、一部または全額補助を希望します。

九.市内の各浄水所での水道水の蛇口検査をしてください。

  また、各浄水場の井戸ごとの地下水の検査をしてください。

  市でできない場合は、東京都水道局に要請してください。

十.検査については1日1回の測定を希望します。

十一.朝霞浄水場から配水される水道水汚染が規定値を超えた場合、速やかに水道水の使用を停

  止し、ペットボトルなどによる汚染されていない飲み水の供給、もしくは、市内各浄水場の

  地下水を水源とした水道水の供  給(地下水100%)を行ってください。

十二.上記の一から十の要望について、結果と合わせて、放射線物質による汚染状況、内部被曝

  に関する情報を市民に知らせてください。

十三.放射能汚染や健康被害に関わる勉強会や啓蒙活動など、NPOや有志団体などによる市民活動

  について、市としての支援や後援を希望します。

 

以上の検討事項から、具体的な要望書についての意見交換を行い、

要望書の初案をご説明した上で、ご理解をいただいた方に署名をいただきました。

市への要望書最終案について最終的なまとめの作業に入っています。

 

要望書についての最終的なご報告は近日中にアップします。   

行政への要望についての検討事項
検討事項についてのpdfファイルです。
第三部 行政への要望検討事項 .pdf
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参加者された方の声

全体の3割ほどの方々が第三部に参加していただきました。

府中市に対する要望事項について、沢山の意見をいただきました。

いただいた発言の要点を紹介します。

 

・子どもたちの為に何か対応したい!自分で出来ることをやりたい。
・過敏に反応している自分と周囲との温度差を感じる。
・「子どもの遊び」は大切にしたいけど...外遊びに不安は残る。
・放射能の影響について、自分の周りに話す相手もいなかった。
・不安について答えてくれる黒田先生のお話はとても良かった。自分の町にも先生を呼んでみ

 たい。
・これからの季節、プールが始まる。プールの水質も調べてほしい。
・不安や恐怖の気持ちを吐き出せる場が欲しい。
・毎日がとても息苦しい。
・他の地域(多摩地区)と同様の交流を持ちたい。
・要望書について、要望度の高い順で書けるとよい。水道水のモニタリングを強く要望した

 い。
・じぶんたちの行動のガイドラインを作るために学習を積み重ねていけるとよい。
・「安心」を自ら発信できる町に!!
・以前、東京の汚染メールをもらって、小学校の校長先生に電話してみたことがある。

 先生には基準値の範囲内だから大丈夫と言われた。もしそのようなことがあれば、教育委員

 会から連絡があると。
・東京電力に働きかけたい。東京電力が免責なんて許せない。電気料金の値上げは到底受け入

 れられない。
・自分にも出来る具体的なアクションを考えていきたい。
・府中市の人間ではないが、自分の自治体へも働きかけたい。
・自治体への働きかけは、まず市長へ掛け合うとよい。
・大震災後の東北の市町村の対応が違うのは、その長の考え次第で変わっているのが目に見え

 ている。
・要望書の実現には、まずは原発廃止が前提にないとあり得ないことではないか。
 府中市が率先して打ち出せればすばらしい。どこかの市町村が始めれば、日本は変わってい 

 くことができるのでは。
 そのためにも府中が名乗りをあげればいいのに!と思う。
・市は市民に対して正確な情報提供をしてほしい。その義務がある。
・現在、調査したデータの解析できる人がいないからといって、調査しないのはおかしい。
 正確なデータを出してくれれば、分かるには分かることなのに。
・市が独自に放射能を測定してほしい。
・不安をあおるではなく、しっかりとした知識が大切。

 

勉強会にさきがけ、会として府中市に対して質問を行いました。

その要点と参加者の意見を紹介します。

 

・16名の府中市市議会議員にこの勉強会のお知らせを出し、
 府中市の水、空気、土壌、食物についての調査状況を、市役所に聞いてみました。


→市からの回答
・水:朝霞浄水場と地下水からの配水。東京都水道局は問題ない数値だとしているので、

 市での対応は考えていない。
・空気:文科省による調査で、府中は農工大の農場で調べているので、市での対応は考えてい

 ない。
・土壌:計測する予定はない。
・食物:府中市では学校給食の食材で地産地消を掲げている。

 地場食材の安全は行っていない。


→以上の報告から、参加者の方々からいただいた声
・市として責任ある調査を行い、結果を知らせて欲しい。
・安心してこどもたちに食べてもらえるように食材の汚染値を調査して!

 勇気を持って判断してください。

 

*質問及び市からの回答は5月上旬の段階です。

参加された方の声
意見についてのpdfファイルです。
勉強会3部みんなの声.pdf
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府中市市議会議員の方々からのメッセージ

第一回勉強会については、府中市市議会議員の方々に会からご案内をさせていただきました。

重田 益美(元議員)、杉村 康之議員、須山 卓知議員、西宮 幸一議員、服部 ひとみ議員(あいうえお順/会派については未表記)の5名の議員に参加をいただきました。

須山 卓知議員、服部 ひとみ議員のお二人については、第三部までご参加いただき、発言してくださいました。

服部 ひとみ議員からは、府中市での放射能関連の取り組みや状況について詳しくご説明していただきました。

須山 卓知議員からも、参加された皆様に応援メッセージをいただきました。ありがとうございました。

また、勉強会に参加出来なかった議員の方々(小野寺 あつし議員、赤野 秀二議員、目黒 重雄議員、手塚 としひさ議員)からメッセージをいただきました。ありがとうございました。

議員の皆様には、会としてお礼申し上げます。

 

府中市市議会議員については、こちらから確認できます。

府中市議会 議員名簿

 

議員の方々からのメッセージはこちらからお読みください。


議員からのメッセージ
当日参加出来なかった議員の方からのメッセージpdfです。
市議会議員の方々からのメッセージ.pdf
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参加者からのアンケート

参加者の方々にアンケートの記入をお願いしました。

当日配布したアンケート用紙はこちらからご覧ください。

第一回勉強会アンケート
アンケート用紙pdfです。
第一回勉強会アンケート.pdf
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アンケートに寄せられた意見の一部を紹介します。

 

原発の恐ろしさを知らずに、電気を使っていた。こんなに便利になっていい社会だと思って来たこと。ガーンと頭をたたかれた様にショックでした。知らないことに賛成してきたこと、安全安全と言っていたことに「う」のみにしたこと。自分も含め人の手で作ったものには、絶対の安全はないことを、そのこと思い知らされたこと、こういうことに無関心になってはいけない。そして子達孫たちにそのことを伝えていきたいと思う。又ぜひ今後の子どもたちに性格に伝えて欲しいので、学校でも講演して欲しい。

 

今日はどうもありがとうございました。企画準備お疲れ様でした。小出先生の講演ビデオすばらしい内容でした。ぜひ職場の組合でも上映したいと思います。内容的には2部の黒部先生は原発問題の専門家ということではないようなので、小出先生のビデオとディスカッションにしぼったほうがよかったのではないでしょうか。不安になるなと言われても不安だからここにきてるんですけど…。ただ、黒部先生の講演中ずっとうしろでの話し声がしていて、かなり迷惑でした。聞かないなら別に帰ってもいいのではないでしょうか。ディスカッションはすごく自由でフランクで楽しかったです。あと懐かしい友人に会えたこと、学童の説明会にいた1年生のお母さんがいたこととてもうれしく思いました。

 

自分でどう判断して子どもや自分を守るのか、ということを改めて考えるきっかけとなりました。「できること」を大切にしていこうとおもいます。

 

子どもたちを守るために動き始めた親御さんたちぜひがんばって欲しい。これほど真剣に取り組んでいることを知り、うれしく思いました。小金井市で食品の(学校給食含め)の放射能測定を続けているものですが、府中でも外部委託ではなく市で測定器をもち、市民も参加して情報を公開していって欲しいと思います。子どもは500ベクレルは高いと思いますので、府中独自の基準を要望して欲しいと思います。小出さんの話の中で福島の生産物はかなりの汚染しているということを言われていたようですが、実際福島の卵(川俣町)を測定し検出されませんでした。生産者と喜び合いました。生産者のことを思うとすべて一くくりにはできないと思います。難しいことですね。

 

これだけの人災を起こしておきながら、被災者への救援に徹底して本気にならないとすると救援の予算を国民の負担にできるだけしようとする行政の姿勢に怒りを覚えます。原発そのものの是非をもっともっと市民の中でまたマスコミ上でも話し合う状況をつくっていきたいものと思います。

 

とても良い企画だと思いました。わかって生活するということは今までも今後も国民の義務だと思っています。こんな事故になりやっとエネルギーのことこの先どうするかを考える。今まで原発については色々なところで署名してきました。今回のことはとても残念で仕方ない、タブーとされていた原発の話。政治の話、教育現場などでもどんどん話し合うべきだと思います。

 

放射能の怖さを改めて認識させられました。今までなんと無知だったことか(or 知らされてなかったか)こんな危険なものは、決して平和利用ということばにごまかされて使ってはいけないと思います。私たち大人世代はこんな危険なものを未来の子どもたちに残してはいけない。原発(日本中)はすべてなくさなくてはとしみじみ思いました。(国策にのせられた)のではと反省しています。この学習会を機に原発反対の声を高くしたいと思いました。

 

これだけの人災を起こしておきながら、被災者への救援に徹底して本気にならないとすると救援の予算を国民の負担にできるだけしようとする行政の姿勢に怒りを覚えます。原発そのものの是非をもっともっと市民の中でまたマスコミ上でも話し合う状況をつくっていきたいものと思います。

 

おもしろかったです。ただ今回の場合緊急事態だと思うので、行政と取り組むときにそこの所がすごく難しいと思います。行政を動かすには時間がかかるとおもうので。

 

子どもに対する被曝の影響、親としてどう対応したら良いのか。生活に密着した問題なのに、親同士話をするのもタブー視。園や学校に対してもどう考えれば、知識がないので戸惑う。

 

沢山の意見をいただきました。

ありがとうございました。

ご回答いただいたアンケートの集計です。

ご覧ください。

 

第一回アンケート集計
アンケート集計資料pdfです。
第一回勉強会アンケート集計.pdf
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第一回勉強会 : 2011年5月7日開催

第一回勉強会は、80名ものご参加をいただき無事終了いたしました。

子どもたちの未来について、様々な意見交換や今後のアクションについて話し合いました。

第一回勉強会の詳細は、近日中にこちらで報告いたします。

ありがとうございました。

 

 

第一回勉強会を行います

  

東京で暮らす子育て中のお父さん・お母さん、妊婦さんに向けて、

健康面(子どもたちの被ばくについて)を中心とした勉強会を開催します。

市民による勉強会として、判り易い内容を心がけています。

全体では少し長いプログラムになりますが、通して参加いただければ、

原発が抱える問題、お子様の健康、行政へのアクションということについて、

具体的につかんでいただけるかと思います。

 

会として初めての勉強会です。

手作りで不慣れなことが多く、ご迷惑をお掛けするかもしれませんが、

ご理解ご協力をお願い申し上げます。

 

お子様と一緒の参加、大歓迎です。

ご家族でお越しください。

 

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 府中 子どもたちの未来を考える会  第一回勉強会 

 

原発事故と子ども   

子どもたちをどうやって守れるのか?

 

事故から25年間後の今でも、チェルノブイリの放射能汚染は続いています。

目に見えないものを恐れる気持ちは誰の中にもあります。

そこから目を背けても、放射能はゆっくりと身体と心を傷つけていきます。

放射能の影響を最も受け易いのは、胎児と乳幼児だと言われています。

そのことを認めまいとする社会の大きな流れがあるとすれば、

私たち自身で子どもたちを守ることが求められます。

どう守っていけばよいのかと、不安に感じる方もいらっしゃることでしょう。

目に見えないものと向き合うことから、子どもたちの未来を考えていきたいと思います。

 


【内容】

 

まず、原発について知ろう!

 

14:00 映像上映 / 小出裕章さん講演会 

 

「原子力の専門家が原発に反対するわけ」(20113月 山口県柳井市での講演記録)

(小出裕章氏)

京都大学原子炉実験所助教。原子力安全伊方原原発訴訟住民側証人。

原発事故への発言が最も注目されるキーパーソンの一人。

映像協力子どもたちの未来を考える親の会(山口県)

http://www.youtube.com/watch?v=4gFxKiOGSDk でも配信中。

 

原発事故と東京での子育て

 

16:00 子どもへの影響を学ぶ / 黒部信一さんのお話

 

「チェルノブイリ子ども基金」医療顧問であり、総合小児科医として被ばくの知見を持つお医者さんからの具体的なアドバイスです。東京で暮らす子育て中のお父さん、お母さんが知っておきたい被ばくのお話しと質疑応答も予定しています。

(黒部信一氏)

慶応大学医学部卒。堀ノ内病院小児科医。病気の予防を目指す免疫を研究。学校でのX線検診をやめさせる運動に関わる。クーヨン6月号(5/3発売)に、子どもと被ばくについての記事を寄稿。

(事前に読まれることをお勧めします)

 

ブログ:http://kurobe-shin.no-blog.jp/

 

わたしたちにできること

 

18:00 ディスカッション / 行政への要望

 

子どもたちを守るために「わたしたちができること」をみなさんと共に考える時間。

府中市への放射能対策への要望や署名など、市民の声をどう行政に伝えていくのかについて話しましょう。あなたの声を聞かせてください。

 

【日時】

2011年5月7日(土) 14:00~ 19:00(終了予定) 

※受付13:30から

 

【会場】

府中市 紅葉丘文化センター 講堂

府中市紅葉丘2丁目1番地  電話:042-365-1188

 

地図:http://www.city.fuchu.tokyo.jp/shisetu/komyunite/senta/momijigaoka/

 

【アクセス】

電車:西武多摩川線「多磨駅」より徒歩12分 (中央線 武蔵境駅から乗り換え)

バス:京王線「府中駅」または「東府中駅」より、ちゅうバス「多磨町ルート」乗車、「紅葉丘文化センター」下車

 

【参加費】

¥500(資料代) + カンパ

なるべく事前にお申込みください。

ファミリーで参加の場合は1名分です。

 

【申込み・連絡先】

府中 子どもたちの未来を考える会  

お問合せ、お申込みはメールにてお願いします。

参加申し込みとお問合せフォームから送信ください。

こちらからでも受け付けます。

E-mail: fuchukodomo311@gmail.com

 

【注意とお願い】

3部構成となります。部分参加も歓迎いたします。

※14時からの映像プログラムは、場内が暗くなります。

時間は前後する場合があります。

会場に託児所はご用意していません。

会場にレストランはありません。飲み物はロビーに自販機があります。

軽食が必要な方は各自でご用意ください。

飲食は会場の規則に従ってお願いします。

公共交通機関をご利用ください。

第一回勉強会フライヤー(チラシ)
こちらからダウンロードできます。pdfファイルです。
flyer02.pdf
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